バトエン、記。

映画・アニメ・特撮から好きなものの感想とか、趣味を形にしたくてはじめました。

「ウルトラセブン」第1話“姿なき挑戦者” ネタバレ有り感想

今回の記事は何も用意してなかったので手早く済ませられる何かの感想記事にしようと思い、

ふと思い出したのが海外版の安価なBlu-ray BOXで購入した「ウルトラセブン」だった。


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外箱はこんな感じ。

いわゆる海賊版ではないので御安心を。

 

買った理由は、まあ実はウルトラセブンが視聴したくて購入したわけではなく、

実は同シリーズの「ウルトラマンX」を購入したつもりが業者さんが間違えてこっちを送り付けてきたというなんともお粗末様です。

 

返品するのも面倒だったのでそのまま放置してたら、円谷イマジネーションとかいうサブスクまで始まる始末…

 

それでもたぶんウルトラセブンなら期待以上の面白さはある筈だとつい先ほど開封した次第。

正直、子供の頃はウルトラってヒーローの活躍よりもミニチュア特撮や怪獣のシーンが多い印象でバトエンは圧倒的にライダー派だった。

しかしそれも子供の頃の話。

今現在の大人になったバトエンは、それらを楽しめるだけの余裕があって、当時のチビッ子が熱中したらしいウルトラセブンをほぼ初見で視聴してみた。


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サブタイトルがなんだか映画のワンタイトルとかにありそうでお洒落だなと。

 

冒頭から観てて思ったのがウルトラセブンの世界観というのは、いわゆるレトロフューチャーというやつなのですかね?

 

今の視点からのバトエン個人の感想として、昭和の時代で硬派なSFチックな描写、世界観ってなんだか素敵だなと…

これは今のウルトラシリーズにはあまり感じられないところなのではないでしょうか?

(※バトエンはゼロから入ったウルトラ歴十数年の新米)

 

ウルトラ警備隊のメンバーの紹介も年齢や隊員歴を並べてナレーションするだけで凄くなんだかそれっぽく感じられる。

 

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そして登場するモロボシ・ダン

これまでの硬派なSFチックな世界観から彼の登場によって一気に漫画チックな感じに。

それでも最後までダレずにこの回を観終えたのは制作された方々が本気で良いものを作ろうとした結果だという事が簡単に読み取れるからだ。

 

別にバトエンは漫画チックというものを否定しているわけではなくて、昔から特撮番組というのは概ねヒーローが主人公という以外は二次元を三次元に置き換えたようなノリだと思っていて、

それはウルトラシリーズだけでなく、ライダー戦隊メタルヒーローと著名な特撮ヒーロー番組全てに当てはまるのではないでしょうかと。

この回のアンヌ隊員の年齢について言及する際のナレーションなんかを見ても、ちょっとコメディチックなところもあった方が、

今も昔もチビッ子のウケが良いのだろう。

それを大人がどうこう言うのは野暮過ぎます。


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クール星人の工業地帯への攻撃なんかとても見応えがありました。


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今では味方の怪獣がいるのはさして珍しいわけでもないでしょうが、当時で言ったら革新的だったのではないでしょうか?

怪獣とは敵であるという認識に置き換えれば、ドラゴンボールサイヤ人が来襲したためピッコロ大魔王と手を組んだみたいな衝撃があるのでは?

 

ウインダムの微妙な強さも、その動作なんかで滲ませてて意外と当時でも人気あったのでは?なんて思ったり…

よくよく考えてみなくても現代にもウインダムが同シリーズに登場する事を考えれば不思議ではありませんね。


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そしてウルトラセブンへの初変身シーンですが、なんだか後年にあの「デュワッ」の掛け声と共にウルトラアイを自分で付ける手順に慣れていると、

モロボシ・ダンが飛び上がってどこからかウルトラアイが飛んでくるという構図は可笑しなものを感じますね。


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ウルトラセブンはクール星人の宇宙船に乗り込んでそのまま星人をアイスラッガーで瞬殺します。

派手な格闘戦も何もありません。

むしろそれで良いのかと心配になるレベルですが、ウルトラセブンの作品人気ってそうじゃないんだろうなというのは実際に視聴してみて感じられるから凄いところ。


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なんだかんだで初視聴ですがウルトラセブン嫌いではなかったんですよねバトエンは。

ウルトラマンゼロの父親で、ウルトラマンゼロの師匠のウルトラマンレオの師匠。

ゼロから本格的にウルトラシリーズも好きになった身としては嫌いになる要素がひとつもないんですよ笑

 

まあ、ブログネタに困った時にはカプセル怪獣扱いではありませんが、ウルトラセブンを視聴していきたいなというところで、

今回はこの辺でさようなら。