バトエン、記。

映画・アニメ・特撮から好きなものの感想とか、趣味を形にしたくてはじめました。

「仮面ライダー対ショッカー」ネタバレ有り感想


f:id:battlepencil:20211118164455j:image

 

この記事を書いている2021年は、仮面ライダー生誕50周年という記念年。仮面ライダーが50周年という事は、ショッカーも50周年なんてジョークで、11月11日をショッカーの日と題しまして、同月18日まで劇場作品「仮面ライダー対ショッカー」が東映YouTube Officialにて他の作品らと共に無料公開されていましたので、

 

いつまでも子供心を忘れないバトエンは、童心に帰って久しぶりにこの映画を視聴してみました。

 


f:id:battlepencil:20211118164509j:image

 

仮面ライダーといえば、日本の国民的ヒーローと言っても過言ではないように思えますが、皆さんが思い描く仮面ライダーと、この映画の仮面ライダーはおそらく違っていると思います。

 

特撮作品に詳しい方なら当然の事でしょうが、そうじゃない方なら仮面ライダーのイメージは、メタリックグリーンの明るいマスクに銀色のグローブなんかじゃないでしょうか?

 


f:id:battlepencil:20211118164520j:image

 

その仮面ライダーはいわゆる新1号と呼ばれる仮面ライダー1号の最終的な形態です。腕のラインが2本あるのでややこしいかもしれませんが、彼は仮面ライダー1号です。

 

そこの説明をさせていただくと、最初の仮面ライダー1号、いわゆる暗い配色の旧1号(※一番上の右の写真は別名桜島1号とも)は、身体にラインなどありませんでした。

 

これが、ラインがないと夜間の撮影時に主人公が分かりにくいとか諸々の事情で次に登場する仮面ライダー2号には、身体に1本のラインが走る事になるのです。

 

そして、それが更にパワーアップした新1号には、ラインが2本となるわけですね。もちろん、仮面ライダー2号にも新2号という形態がちゃんとあります。

 


f:id:battlepencil:20211118164553j:image

 

ちょっとした特撮マニアの小話はこれくらいにして、「仮面ライダー対ショッカー」のあらすじを書きますと、


f:id:battlepencil:20211118164604j:image

 

ショッカーが地球物理学研究所の大道寺博士が開発した人工重力装置GXを狙い、新怪人のエリート怪人ザンジオーが率いる再生怪人軍団を送り出す。

 

ショッカーの計画は、地球の地軸を狂わせ大洪水を引き起こした後に世界を征服する事。しかし、その計画を察知したFBIが、日本に派遣して仮面ライダーの協力者として戦う滝和也を通じて、仮面ライダーの一文字隼人と本郷猛に知らせる。

 

かくして、2人の仮面ライダーとショッカーの大軍団の戦いの火蓋が切って落とされたのだった。

 


f:id:battlepencil:20211118165019j:image

 

仮面ライダー対ショッカー」は、それまでの東映まんがまつりでは、アニメ作品が中心であったところを、本作品公開後のアンケート調査で他と大差を付けて1位となった事から、以降の興行でも仮面ライダーシリーズが目玉として扱われるようになったほどの影響力があったそうだ。

 

オープニングは、2人の仮面ライダーが愛車のサイクロン号に跨がり駆ける新規撮影で構成されている。

 

これは、当時のテレビ番組と映画作品の画面サイズが違う事からだと思われるが、それが返ってこんな特別感のあるオープニングになっているのだから嬉しい限り。

 

仮面ライダーが1号と2号と揃っているだけでもファンは涎垂、チビッ子は歓喜なのだが、特撮作品では再生された怪人というのは使い捨てのような雑な扱いを受ける事が多い中で、この「仮面ライダー対ショッカー」では、

 

不気味な演出で大道寺博士を追い詰めるハエ男、専用武器のサボテン型爆弾のメキシコの花を扱うサボテグロン、指からのロケット弾を発射するドクガンダーと、中々に再生怪人達の出番や優遇もされていると思う。

 

本作品の魅力は前述の通りだが、後のシリーズとして見ると興味深い点としてやはり、仮面ライダー1号の本郷猛の初変身ポーズの御披露目が挙げられるだろう。

 


f:id:battlepencil:20211118164648j:image

 

仮面ライダーが当初はバイクに乗って変身ポーズを取らないで変身していたのは、ファンではなくても比較的有名かと思う。

 

そして、ショッカーといえばお馴染みの骨のような模様を身体に着けたショッカー骨戦闘員の登場も本作品が初出である。

 


f:id:battlepencil:20211118164659j:image

 

仮面ライダー対ショッカー」という作品は、いろんな意味で仮面ライダーシリーズにとっても大きな存在感のある作品なのだとバトエンは思っていまして、ちょうどこの記事を書いている今日が無料公開最終日なのですが、

 


f:id:battlepencil:20211118164714j:image

 

今の御時世ならば、いくらでも視聴方法はありますので、頭を空っぽにして童心に帰りたい方は観てみるのもいいかもしれませんね。

 


f:id:battlepencil:20211118164723j:image

 

東映YouTube Officialはこちらから、

https://youtube.com/c/%E6%9D%B1%E6%98%A0%E7%89%B9%E6%92%AEYouTubeOfficial